キャッシングで繰上返済をしたつもりだったのに、少額ですが、請求が届きました。繰上返済で、一括で返す金額って、単純に元金にその日までの利息を足した金額ではないんですか?納得が行きません。

キャッシングの繰上返済額は電話で事前に確認を!

キャッシングの繰上返済をする場合、事前に電話をかける必要があります。利率を正確に計算できているつもりでも、実際には細かい誤差があることもありますし、一括支払いの手数料を取られる場合もあることは、知っておいたほうが良いでしょう。

それから、一括返済はちょっと手続きに手間がかかるのですが、通常の上乗せ返済なら、そこまで気にする必要はありません。これはしっかり分けておかないといけないのですが、通常の繰上返済時にいちいち、返済金額の確認をする必要は、まったくありません。今月はボーナスでお金が多めに入ってきているから、2、3万追加で返済しようか、というときは、それが借金の全額に届かない限り、好きなときに、好きなだけ入金できるところが多くあります。

というのも、返済しようとしている人を断ると、返済請求ができなくなるということがありますので、金融会社は通常、返済を断らないことになっているのです。

例外的に一部の銀行などでは、繰上返済時に事前の確認が要らないところもあるにはあるのですが、それは、その口座が、当座預金や通常預金の口座として機能する場合です。この場合、返済額が多すぎたら、自動的に該当口座への入金として扱われることになっています。ただ、この手が使えるのは、銀行や信金で、自分のところに口座があることが条件ですので、消費者金融などは、こうした手法は使ってこないですね。

もちろん、正確に返済して、口座をつくらないということであれば、先に金額を確認しておくことが必要です。少なくとも、電話で聞けば、間違いなく金額がわかりますので、面倒がらずに電話を1本、かけておくと良いでしょう。

キャッシングの返済には繰上返済を活用することが有効

消費者金融のキャッシングは即日のカード発行が可能だったり、ネットキャッシングが利用できたり、無利息期間や付加ポイントなどのサービスが豊富だったりして、メリットの多いことが魅力になっていますが、最大のメリットは利息が日割り計算で繰上返済が自由ということです。

仮に、毎月決められた日の返済の場合は、毎月1ヶ月分の利息を支払わなければなりません。それが、返済日が自由ということになれば、借りた日数分の利息を支払えば良いことになります。

例えば、キャッシングによって10万円を金利18%で借りた場合、返済日が30日後だとすると、元金に利息の1,479円を付けて返済しなければなりません。しかしながら、10万円を7日後に返済すれば、利息は345円で済み、キャッシングした翌日に返済すれば、利息はたったの49円でしかありません。いかに早く支払うことが有効かという証でもあります。
  
また、当初のキャッシング契約における分割払いの金額よりも多く支払える余裕ができたら、どんどん繰上返済をしていくべきです。

例えば、30万円を18%の金利で借りて毎月1万円を返済していく契約をすると、完済するのに41ヶ月が掛かり、最終的な返済総額は401,523円になります。しかし、1万円ではなく毎月2万円を支払っていくと、返済回数は半分以下の18回に減り、返済総額も342,404円となって、59,119円も利息を減らすことができます。
  
なお、どうしても毎月の1万円の返済を変えられないのなら、年2回のボーナス時にまとめた金額を返済するだけでも、完済月や返済総額に大きく影響します。

例えば、毎月の1万円の返済はそのままにして、年2回のボーナス月に3万円を加えた4万円を返済するとします。そうすると、完済するまでの返済回数は24回となり、返済総額も約363,000円になります。従って、ボーナス払いをしない時よりも、完済月が17ヶ月も早くなり、総返済額では約38,000円も減らすことができます。

キャッシングの返済においては、繰上返済を積極的に活用することが賢明と言えます。

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